少子高齢化が進む青森県での外国人との協働を研究している「グローバルゼミGe」の生徒を中心に、県内在住のALTの皆さんから、生活全般で不便に思ったことについてお話を伺いました。
現在、青森県には*6,141人の外国人が在住し、地方公共団体・企業・農家を中心に働いています。言語の壁はもとより、仕事文化、日常生活の面で日本人にとっては当然のことが、外国から来た方々には不便に感じられることが沢山あることを学びました。
「アレルギー表示」「日本語学習」「避難経路」等に関するアイディアをALTの皆さんに紹介したあと、個別に意見をいただきました。(生徒19名、ALT9名参加)
*家族を含む・2021年6月現在
A
ALTとの意見交換
2022.07.25
青森県に住む外国人が遭遇する問題とは?よりよい生活環境と共生を求めて。県内在住ALT9名
アンケート結果
●かなり有意義だった
●有意義だった
●少し有意義だった
●あまり有意義ではなかった。
【2年生 グローバルゼミ】
アレルギー表示は文字よりも絵でかかれている方が分かりやすいということが分かった。食物アレルギーとはまた別に食物不耐性というものもあることが分かった。また、パッケージを理解するために、Googleで検索して買っていることが分かった。多くのことを学べたので、今後のプロ学に生かしていきたい。
私たちが行っているプロ学に関してALTの先生だからこそ分かるポイントを指摘していただき、また貴重なアドバイスを頂けてほんとに嬉しかった。この意見を元にこれから内容を改善していこうと思った。さらに話をしていく中で、自分の英語力の低さを目の当たりにしたので、夏休みとか友達と英語で話してみたり、YouTubeで英語を聞いたり自分から積極的に英語に親んでいく。改めて英語でコミュニケーションすることの楽しさを感じたとても楽しかったし有意義な時間だった!!
外国の方からの目線やハザードマップに入れて欲しいものを詳しく教えてくれた。私たちが逃げる時には必要ないが外国人にとってはとても大切なものも分かった。
自分たちの研究(日本語セミナーを開く)について有意義な意見をもらえた。特に作成したテキストについて実際に読んでもらって自分たちでは気づかなかった改善点が多く見つかったのでよかった。
初めは少し緊張していたけど、先生方が拙い英語ながら意味を理解しようと努力してくれたのでスムーズに進めることができた。今日していただいた話は一人の外国人としての意見として研究に役立てたいと思う。
初めて自分のプロジェクトを英語で説明する機会で、様々な角度からアドバイスをいただくことができたて良かった。外国人の方からの意見は、プロジェクトに大切なのでそれらの意見を尊重して進めていこうと思った。 また、自分の英語力を見直す機会ともなって、これからもっと向上させていこうと思った。
初めて自分のプロジェクトを英語で説明する機会で、様々な角度からアドバイスをいただくことができたて良かった。外国人の方からの意見は、プロジェクトに大切なのでそれらの意見を尊重して進めていこうと思った。また、自分の英語力を見直す機会ともなって、これからもっと向上させていこうと思った。
今までこんなにネイティブの人と英語を話したことが無かったので実践の機会としてとても良かった。また、自分達の研究内容について、実際に困ったことなどを聞くことができてより目的が明確になった。研究の話の他にもALTの先生とコミュニケーションがとれてとても楽しかった。
グルテンアレルギーに詳しい方と直接お話する機会ができて、研究を進める意義を見つけることができたし、アレルギーがなくても、日本のアレルギー表示が見づらいことも聞ける貴重な機会だったので、よかったです。アレルギー症状についても聞けて、直接お話を聞けて良かったです。質問の仕方も試行錯誤しながらできたので、次このような機会があったら、もっと話を広げられるようにしたいです。
グルテンアレルギーについて詳しく知っている方に実際にたくさん質問できて良い機会だった。ネットにはなかなか書かれていなかった情報も得ることができたので、参考になった。1対1でずっと話せたので、一つ一つの話題に詳しく話せて充実できた。
【2年生 グローバルゼミ以外】
私の班は公共交通機関の英語表記について研究している。最初はGE(グローバルゼミ)の班の研究内容を聞くだけだったが、回っているときアレルギー表示について研究しているゼミ班と出会い、自分たちの研究につながる部分を聞くことができた。2回目では、オブザーバーの私たちが直接質問できる機会をいただき、有意義な時間を過ごせた。今までは電車について主に調査していたが、バスのことも聞くことができた。QRコードやピクチャーの良い点(便利さ、簡単さ)を知ったので今後の研究に取り入れていきたい。
色んなテーブルを見て回る中で、他の班ともちろんテーマは違えど、共通するところからたくさんの事を学びました。例えば、英語表示のことで、QRコードが便利だという意見を聞いて、とても参考になりました。また、私自身で質問できる時間も頂き、本当に感謝しています。またこのような機会があれば参加したいです。
【1年生】
知っているフレーズの使い道や、会話の中での反応仕方、またアメリカとブリティッシュのアクセントの違いが生で聞けて嬉しかったし、とてもためになった。CNNやTVニュースのバイリンガル機能で聞いていたことが、自分のすぐそばで起こっていると、ただ聞いているより入って来るのを感じた。スラングも教えてもらって、イングランドとアメリカで使われるのもあればイングランドだけのもあると聞いて驚いた。
QE(よりよい生活と教育ゼミ)とは直結しないが、日本人とアメリカ人の災害に対する意識や考え方が異なると感じた。ハザードマップを例に話し合われていて、日本では小さなコミュニティでマップが作られていて、災害時に対応するが、アメリカでは目的地までのマップしかないということがわかった。地震があまり身近ではないがゆえにそのような考え方の違いがうまれるのだと思う。まだまだ、英語力不足だと強く感じたし、もっと自分から話しかけようと思った。英語を意識して生活したい。
ALTの先生たちと2年生が話しているのを聞いて、2年生の方々は探究学習ですごく深いことを学んでいるんだと思いました。しかも英語でたくさん話していてすごかったです。私も休憩時間にALTの先生に話しかけてたくさんお話しでき、とても楽しかったです。もっと単語を習得したり、日本のことについても知ったりしてより良いコミュニケーションができるようになりたいです。来年またあったら、今度は探求していることについて意見を交わしたいと思いました。
ALTの先生方が凄く楽しそうにしていて、先輩方も楽しくかつしっかり意見を貰っていて、まさにこれがディスカッションだなと思いました。先輩方の英語は流暢で聞きやすく、語彙があるので会話がスムーズで長く続いていました。自分も少し話せてとても楽しかったです。もっと英語を勉強してたくさん話がしたいと思わせてくれる企画でした。ありがとうございました。
2年生とALTの話を聞くことで、日本語の表現でどのように伝えると理解しやすいのか、日本語の中で紛らわしい表現、災害時に外国人が行動しやすくなる方法など、新たな視点から国際化を見つめて有意義な時間を過ごすことができた。また、他校のALTと英語でたくさん話すことができ、とても楽しく英語を使えたため、もっと語学や外国に興味を持てた。
自分たちが知らない、外国人が日本で困っていることがわかって面白かった。やはり、災害時にスマホなどが使えなくなってしまった時のために、どうするかが課題だと思った。スマホなどに頼りすぎず、外国人が困らないような対策を考えてみようと思った。
ALTの先生方と2年生の話を聞くだけではあったのですが、外国人が青森に住んでいて実際に困っていることを知ることができました。日本とアメリカの医療、ATMの違いなど、本当に身近で困っていることを知ることができ、とても貴重な体験ができたと思います。休憩時間に丁度誰とも話していないALTの先生がいて、勇気を出して話しかけてみると、砂嵐などの、日本と異なる災害の問題などについて聞くことができてとても良かったです。