JICA青森デスク阿部翔太さんをお招きし、国際貢献について学びました。
ニカラグアの女子野球チームのヘッドコーチを務めた経験をワークショップ形式で伝えていただきました。ニカラグアには当時女子が野球をする文化はなく、保護者や地域住民とのコミュニケーションをとおして理解を得ながら資金調達を行い、最終的には日本にチームを招待するなど、その行動力に生徒は強い影響を受けています。日本ができること、青森県ができることに関して深く考える機会を頂戴するとともに、ジェンダー問題についても考えるよい機会になりました。
(生徒34名参加)
J
国際支援のカタチ
2022.07.26
言語や価値観の違いを乗り越えた支援の在り方を探る。JICA青森デスク阿部翔太氏
アンケート結果
●かなり有意義だった
●有意義だった
●少し有意義だった
●あまり有意義ではなかった。
将来の夢があまり持てないまま高校に入学して、「国際支援」というワードに自分の将来を少し見出してきた今、今日の講演を聞きました。実際にニカラグアという異郷の地で活動をした阿部さんのお話は、阿部さんが現地でしたこと、考えたことがたくさん聞けて、本当に有意義で貴重な時間でした。今日聞けたお話を自分なりにもっと深めていき、そして生かしていきたいと思います。
たとえ周りからできないと決めつけられても、失敗を恐れずにどんどん挑戦してみることが大切だと学びました。また、一人で突っ走るばかりでなく、時には人の支援を受けて様々なアイデアを見い出していこうと思います。自分にしかできないようなことを見つけて、最後まで意志を貫いていきたいです。
私は将来の夢が具体的に決まっていません。しかし、英語を勉強したりピアノを弾いたりすることが好きなので、今後もそれらを続けてより一層深めていきたいです。"
自分で勝手に思い込みをしていても、何も変わらず、何か行動してみることで、だんだん変わって行くことが分かった。自分の好きなことでも周りに何か良い影響を与えられることも知ることができた。今後、何か追求していきながら、色々な人との会話を大切にし、社会の役に立ちたいと思った。
価値観や当たり前にとらわれないことは生きていくうえでとても大切だと思う。探求で調べるときや、テーマ決めの際にとても大事だと思う。自分の可能性を自分で信じる、これすごくいい言葉。金曜日に吹奏楽コンクール県大会があるから、演奏前にこの言葉を思い出して、ソロ頑張る!
阿部さんは、とても行動力のある人だと思った。また、いろんな人と話してみることで自分の視野が広がり、いずれヒントになると聞いた時は、もっといろんな人と話してみようと思った。明日からできることだ。人に興味をもっていることが素晴らしいと思った。たった1時間しか関わらなかったけれど、阿部さんはとても素敵な人だと感じた。とても。参加してよかった。
阿部さんが最初教員を目指していたけど経験を積んでから教壇に立ちたいという考え方がとても素敵だった。貧困層を目の当たりにし、自分が出来ることを考えて行動に移していくことは難しいことだと思うがやるべきことをやっていくのがすごいと思う。言語の壁がある中でボランティアを行っていくことは簡単ではないけどJICAの人達によって助けられている人がいることが分かった。
ニカラグアで女子野球をはじめて、それを国中に広めて、国を動かしてしまうのがすごいと思いました。まず一人の少女の思いに気づいたこと。そしてその夢を願望で終わらせないためにただ行動しようとするだけでなく、保護者会(餃子)を開いたり、学校で教えることで仲間を増やしたり、工夫して計画立てているところから本当に成功させたいんだという思いが伝わりました。私は教師になりたいと思っているけれどいろいろな経験をしてから教師になって勉強以外のことも教えたいと思い、大学は教育学部でないところを志望したいと考えていたので、教壇に立つ前に経験を積みたいと、結婚式の仕事や国際関係の仕事をしてきた阿部さんに共感しました。裕福な家庭ほど男女格差が少なく、その理由は親が教育を受けていてお金に余裕があるから。妊娠年齢が低いのは性教育を受けていない、文化などによるものだと、わかりました。なにかに特化していなくても国際支援の仕事はできる、好きなことを突き詰めるのが大切だとわかりました。JICA国際協力隊は1ヶ月半自国で語学研修→一ヶ月現地で語学研修/英検3級以上又はTOEIC400点以上でいける。たくさんの分野がある。/アイデア得る方法=人と話す、本を読む、気持ちを整える
私が一番衝撃だったのは、貧しい家ほど、女性の人権が尊重されないということだ。教育と貧困は関係していると思った。あたりまえに日本で生活している間にもどこかでは、貧困、紛争、女性の権利が侵されていることが改めて分かった。私も阿部さんのように何もないところから何かをつくり出したり、誰かのために行動できるようになりたいと思った。今から、将来何でもなれるように勉強して、その中で好きなことを見つけ、将来阿部さんのように国際支援をやりたい。
今日のお話を聞いて、こういった国際貢献は今まであまり聞いたことが無かったのでとても新鮮だったし、スポーツが好きなのでとても興味を持ちました。価値観や考え方の転換や気づきは探究学習にも役立つと思ったし、自分のこの後の進路の参考にもさせていただきたいと思いました。
私は、ユニセフやJICAで実際に現地に行って途上国の支援をしたいと考えているので今回のお話はとても貴重になりました。まだ何の分野で貢献できるかが決まっていなかったので好きから見つけてみるといいという言葉が印象に残りました。考え方も文化も違うけど自分に何ができるか考えて生活していきたいです。
感覚的にもっと遠い国際支援の話かと思っていたけど、「女子のスポーツに関する問題」でとても身近に感じました。私も小さい頃知らず知らずのうちに野球やサッカーは女子がやらないスポーツだと思っていたけど、多くの人と出会ううちに「結構女子でもスポーツやるんだなあ」と思うようになっていきました。そういう環境が少なく、女子は家庭の仕事を手伝うのが当たり前という主義の国はなおさら女子がスポーツできないということがよくわかりました。また、阿部さんが元々ホテルのブライダルで働いていたことを知って、私も同じような仕事に就きたいと思っていたので、とても驚いたし、一見自分に関係ないようなことでも意外と関係があると分かったので、何事にも積極的に参加して行きたいです。
自分の価値観、考え方を狭めているのは自分だと改めて思った。今回の講演では女子も野球をすることで、多くの人の視野を広げ、夢を与えているのだと感じた。そうやって当たり前を変えていくことが何よりも大切で、それをできる阿部さんはとてもかっこよくみえた。
貧困は連鎖していると知り、その連鎖を止めることができればなあと思った。でも、その連鎖を止めることはできなくても、仲間の絆、助け合いがあると知り、感動した。青年海外協力隊の活動には日本の団体の支援も関わっていると知り、日本人の心の温かさに感動した。私も自分の好きなことで誰かを救いたいと思った。
私は教育支援に興味があり、大学の志望理由書に活かせることはないかと思い参加した。正直教育と国際支援は関係ないかなと思っていたらニカラグアの教育と支援に深い結びつきがありとても勉強になった。貧困家庭は負のループに陥ると言っていたことを私も気がつくことができてよかった。日本の教育格差よりもニカラグアの教育格差は激しく、特に男尊女卑も目立っていると感じた。この解決は簡単にはできないだろうけど、阿部さんのような活動をすれば救える子供たちもいるし、自分にしかできないことというものは探せば見つかるんだなと思った。私はスポーツを通しての女性リーダーの育成というプロジェクトにとても興味を持ったのでそのお話もぜひききたいと思った。
何気ない一言や行動が男女間の差を生んでいるかもしれない。女子だからこう、男子だからこうも言うような考え方がなくなって欲しいです。そしてわたしも気をつけていきたいと思いました。
国際支援に関係する仕事について興味があったが、具体的な事はよく知らなかったので、今回の講話を通して、具体的な活動や、現地での体験を聞いて、より一層興味が湧きました。また、若く、貧しい状況でも、女子も野球をやれるんだという強い意志で好きを貫いて、夢を叶えようと努力する子供たちや、その周りで支援する人たちを見て、とても素敵だなと感じました。自分の可能性を自分で狭めようとせず、沢山の人、物に触れ合って可能性を広げていける自分になりたいなと思います。
私も国際貢献に興味があったので阿部さんの活動はとても凄いと思った。野球チームを作ろうという思いから異国の地での状況を把握して自分に出来る最大限のことをしていて自分も無理そうだと挫折しそうになった時でも諦めずにその物事について他の見方をしていくことが大切だと思った。また、直接関係がないことでも、最終的に見てみれば繋がりが生まれることがあるんだなあと思ったので自分の関心のないことでも一生懸命に取り組んで行って経験値を増やしていきたいです。
今までは国際貢献といっても漠然とした抽象的なものだったけど、今回の話を通して、具体的に何が必要で、どんな困難があって、現地の人は実際にどんな生活で…というのを知れて役立ちました。また、新たな考えを出すために、もっと他の人と話したり本を読んだりして、知識や情報を増やしたいと思いました。
阿部さんは、ニカラグアに女性が権利を持てる最初の機会を作ったと感じました。物資やお金を寄付するのではなく、地域になかったものの基盤を作り出すことが大切だと思いました。また、日本で一つの価値観や概念に縛られていると分かって、他の国や地域ではそれらが違うのではないかと目を向けることが必要だと思いました。
日本での常識が海外では全く通じないことが阿部さんのニカラグアでの経験を通して知ることができた。また、JAICAの活動についても知り興味を持てた。
国際貢献という大きな範囲の中で、自分が好きなことから始めるという考えにすごく感銘を受けました。自分が好きなものを通して世界を変えられたらすごく嬉しいだろうし、なにより自分の好きをみんなに知ってもらえることができるのはほんとにひと握りの人なのかなとも思いました。常に挑戦し続ける阿部さんの行動力に私自身もすごく憧れました。
価値観を変えるということは本当に意識しないといけなくてとても大変だなと知りました。ニカラグアの女の子のように野球に対して先入観を持っているとやりたいことを思うようにできなくなることを知りました。
阿部さんのお話がすごく面白かった。今まで別世界のように感じていた国際協力が、身近に感じられた。阿部さんの行動力や人間力がすごいと思ったし、自分も国際協力をしてみたいと感じた。